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美しい日本,優しい日本人 いつまでも!


by stvoy
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富士登山失敗  #3

ツアーの年齢構成は11歳の子供から68歳迄で平均52歳です。3回目の人が居ましたが、殆どが富士山は初めてという方ばかりでした。しかし、ツアーに申し込んで以降、登山に関しての注意や案内は一切ありません。いざ、バスに乗ったら添乗員から、富士登山の険しさを一杯散りばめた話から始まり、極端に言うと凍死してもすべて個人持ちですよと言わんばかりです。それならもっと早くに注意してよと思うが、今更引き返せない。

登山ガイドも同じく、登攀途中で辛くて遅れ気味の人が出ても手助けは一切しません。見かねた人が荷物を持ってあげると、「自分の物は自分で持ちなさい」という始末。「日本一の富士山を馬鹿にしちゃあいけない。サバイバルです自然との闘いです」と言って歩かせます。「これから上へ行くともっと辛いです。もう人間の本性が出ますよ」と言う。友達も恋人もない、自分が生きるだけで精一杯だと言う事らしい。
富士登山失敗  #3_e0124258_1851881.jpg
手助けはしないが無茶な速さで登る訳ではない。11歳の子供に「ツアーの皆さん、頑張れー」と声掛けさせて和ませたり、頻繁に休憩を取り、遅れた人が来るまで待つなどして、ひたすらゆっくり歩調でした。体調の良くない私が恐る恐るそろりそろりと歩けるのだからその遅さが分かると思います。

岩場では「足を滑らせたらすりむく程度でない、骨が見えますよ」と注意を促す。転倒したら命が危ないような箇所もあり、甘やかせは出来ないのでしょう。実は私自身、高山病か、風邪熱の影響かフラフラ眩暈がしていたが必死に堪えていました。
by stvoy | 2009-08-03 09:23 | 旅行・観光・催事