富士登山失敗 #5
2009年 08月 03日
富士山ホテルには夜の9時少し前に着来ました。所要6時間弱。山小屋の事を富士山ホテルと言いますが、誰も笑わない。ガラス戸を開けてホテルに入るなり、そこは、フロント兼売店兼食堂です。テーブルが用意されていて夜の食事が並んでいました。椅子は長い夕涼みのベンチみたいな物です。
テーブルはひざの高さぐらいでたいそう低い。そこにカレーがパックに入っている。300mL程のペットボトル水が付いている。水は貴重品だから飲み残しはリュックに入れる。安っぽい向こうが透けて見えるスプーンで食べますが、味はやっと食べられる程度で、美味くもなく不味くもない。誰も文句を言わず食べる。文句を言って取り上げられたら、他に食べるものは何もない、飢え死にしてしまう。ここは富士山・本八合目・海抜3400m。 食事をしながら顔を上げると目の前にいろんな写真やペナント有名人の色紙が貼ってあります。嘗ては皇太子もお泊りになったという話です。 食事が終わるや急かされてベッドルームへと移動です。噂に聞く狭さです。枕の幅に寝袋が並べられていて、順番に場所を指定されます。私は体調の都合もあり、何はともあれ横になりたかった。 順番で隣になった男が気にいらないが、欲得なしに眠ってしまいました。
「明日は1時前に起きて下さい。1時から頂上目指します」そんな声が夢うつつに聞こえていました。
一日が終わりました。
テーブルはひざの高さぐらいでたいそう低い。そこにカレーがパックに入っている。300mL程のペットボトル水が付いている。水は貴重品だから飲み残しはリュックに入れる。安っぽい向こうが透けて見えるスプーンで食べますが、味はやっと食べられる程度で、美味くもなく不味くもない。誰も文句を言わず食べる。文句を言って取り上げられたら、他に食べるものは何もない、飢え死にしてしまう。ここは富士山・本八合目・海抜3400m。
「明日は1時前に起きて下さい。1時から頂上目指します」そんな声が夢うつつに聞こえていました。
一日が終わりました。
by stvoy
| 2009-08-03 16:58
| 旅行・観光・催事